昔々、我が家に「PC-8001」が御座いました。NECのマイコンですね。ちなみに当時は「パソコン」ではなく、「マイコン」と呼ばれていたのですね。調べると、「マイクロコンピュータ」の略ではなさそう……と、それはさておき。

おもちゃとして見ると、かなりの高額品。だが、こいつを連れてきた兄は「購入」したのではなく、貰ってきたらしい。確か、友人からだったと思う。まあ、それは別に誰からでもいいか。
当時、私は『I/O』を始めとするマイコン雑誌に付録されていたプログラムを打ち込み、ゲームに興じていた。
思い出したらノスタルジックな気分に……今でも遊びたい気分。何なのだろうかね、これは。
この時は既に「ファミコン」が大流行中で、もはや斯様に「貧弱」なマイコンは用済みのようにも思える。
私も「ファミコン」を買ったが、何だかんだといつまでも「PC-8001」でもゲームを楽しんでいた。ゲームクオリティは比べるまでもないのに、いつまでも、楽しんだ。
せっかくなので、ゲームをご紹介。
懐かしさのあまりに色んなゲームを調べていたら、とんでもない作品を見つけた。
なんと、「PC-6001」で『ゼビウス』を再現した猛者が……
その名も『タイニーゼビウス』なり。
再現度に仰天。プログラマーは何者かと調べたら、当時はまだ中学生だった
松島徹氏の作品だと言う。
いや、とんでもない中学生がいた物ですね……凄いと言えば、「MSX」で『ドルアーガの塔』を作ってしまったプログラマーもいる。
こちらも動画をご紹介。
驚いちゃうのが、「BASIC」で作られているとのこと。
これはひとえに情熱が魅せる技。感動してしまった。
全てにおいて言えることかも知れない。情熱が、創造を後押しするわけだ。
一つ一つ積み上げていく苦しさを乗り越えると、待っているのは快感。
絵でも何でも、始めると思いの外に出来たりする。クオリティはさておき。
だから、死ぬまで、続けようと思う。目指す「境地」へ向かい、進もうと思う。
産み出した「それ」は、世界のどこにもない。自分だけの物なのですね!
にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト
コメント
No title
かなり古くからのパソコンファンなんですね。
最初に紹介いただいた動画は、全て8001の
ソフトですか。かなりクォリティ高いですね。
MSXのドルアーガが全てBASICというのは本当に驚きです。
PC-8001当時のテレビでは、NHKの「マイコン入門」と
テレビ東京の「パソコンサンデー」で、BASICを教えてましたね。
代入文、PRINT文から始まり、
IF~THEN文
FOR~NEXT文、など。
基本が大事なのはその通りですが、
基本だけでは何もできないということを学びました。
グラフィックが貧弱だった8001の後継として、
8801と9801が発売になって、
ゲームユースの8801と、
ビジネスユースの9801になりましたよね。
その後、9800シリーズ以外はパソコンではない、
という時代が来て、あのころがNECのピークでしたね。
今では懐かしい時代ですね。
ちなみに私は、高校2年生の時に、同い年の双子の兄と、
お小遣いを出し合って、MZ-700を購入しました。
今から考えると、ちょっと間違った選択でしたね。
でも、雑誌のプログラムを一行一行打ち込むのも
楽しかったですよ。
MSX2は、大学時代に大学の友人から、
無料でもらったものです。
MZからの乗り換えだったのでグラフィックの
すばらしさに感動しました。
2013/09/09 URL 編集
>>まさR殿
と言っても、私なんぞ「ライトユーザー」の部類です。
>>基本だけでは何もできないということを学びました。
そうなのですよね。それを知ったからと言って、大それたプログラムを組めるわけではないのですね。
>>MSX2は、大学時代に大学の友人から、
無料でもらったものです。
MSXは友人の一人が持ってましたね。ファミコンと比べるとアレですが。
「MSX2」を持ってる友人はいませんでしたね……
「88」や「98」はいましたが、私にはとても買えない代物でした。興味はあったのですがね。
それにしても……パソコンサンデー、メチャクチャ懐かしいです! (笑)
2013/09/09 URL 編集