さて。グダグダと給料の話。
記事を読んで気になってしまった一文……転載してしまおうかな。
モデル年収は465万2000円となる計算だ。霞ケ関のある省庁の職員は「給与削減で生活は苦しく、カツカツだった。やっと終わってホッとした」と表情を緩ませた。
どれだけ贅沢な生活を送ってたのよwww 私の給料は彼らの半分以下……★
「国家公務員を目指す」と言うのは、あながち馬鹿にできない夢なのかな!
給与格差はあって然るべきなのか……まあ、いいや。あるのが当たり前、としておこう。
「賢いオレは偏差値の低いあいつらより金を貰って当然!」と考える人も多いだろうし。
その昔は「馬鹿」でも稼げた。語弊を招きそうだが……まあ、一つの事実。
俗に「3K」などと呼ばれるような現場は、給料がそれなりに高かった。今と比べてね。
二十年近く前は、今ほどは「まだ」厳しくなかったかな。
派遣でも、フルタイムで、いわゆるルーチンワークで……手取りで普通に二十万円以上は貰えた。定時で終了しても。
馬鹿でも、アホみたいに簡単な仕事で、手取り二十万円。十分でしょ?まあ、すぐに不景気の嵐がやって参りましたが。リーマンがうんたらかんたら……
私の現在はどうか……
私は「契約社員」として働いている。以前は派遣だったが。
アホみたいにマニアックな仕事で、やたらと力を使い、酷く汚れた現場だが……
一ヶ月に「三十時間以上」残業しないと、なかなか
「手取り二十万円」を超えない。ちなみに、正社員になった友人である同僚は、私よりも
もっと過酷。現場は常にオイルまみれ。まあ、機械を扱うから、それは仕方ない。
で、日頃から素手でこのオイルに触れているのだが……体調により、体にアレルギー反応が出る。蕁麻疹で御座いますね。私は今、
とっても体調不良のようで。このオイルにより肌が荒れ、ぼろぼろになった従業員が何人も存在している。
と言うか、普通は素手で触ってはいけない。でも、ゴム手がすぐに破れて話にならない。
色々と仕方ないから、我慢してるけど。加工する材料を棚から下ろす……一本一本は大した重量ではないのだが、まとまってるので二十キロを超える。目一杯背伸びした状態で下ろす場合もあり、下手したら大けが。
何故に改善しないのか? 私が聞きたい。何十年もこれでやってきてるそうだから。
色々と仕方ないから、我慢してるけど。ある日、面談が行われた。その際に私は言った。「辞めたい☆」
だがしかし、「まあ、それはひとまずさ……」と、
スルー。友人も私と同様にスルーされ、憤慨。
日頃から「辞めたい」と愚痴る我々だが……愚痴ってるのは我々だけじゃなかった。
とにかく、会社の空気が最悪。「ぶっ壊れて」なきゃ勤まらない。変人ばっか。私も!?
仕事があるだけまし? まあ、そりゃそうだ。そりゃそうだけど、
辞めたい。会社が我々を辞めさせない理由は至極単純。
他に勤まる人材がいないから。「NC」と呼ばれる工作機により、加工する。これは三十年以上も使われてる年代物。
加工された製品の寸法を「1ミクロン」単位で測定するのだが……
ひょこひょこと寸法が乱れるので、NCから目が離せない。寸法の「補正が仕事」と言っても過言ではない。補正「だけ」なら、死ぬほど楽だが。
私はNCのプログラミングなどは全くのど素人(同僚もそうだったが)で、はっきり言って触りたくない。まあ、プログラムの書き換えは「一部の数値」をいじるだけがほとんどだが……図面を見て計算し、適切な数値を割り出さないと「ヘンな物体」として現れる。「あ! これって新製品!?」
ある日、私は疑問をぶつけた。「プログラムを呼び出すだけで加工できねーの?」
……NCに搭載されてるメモリ容量が少ないため、型番固有の「専用プログラム」の記録が厳しいらしい。一日に加工する型番の種類は四十種類程度だが、総数は数千以上に上る。当然、それぞれ加工寸法はバラバラ。パッと見た目は一緒だけど「1ミリだけ全長が長い」とか、そんなのばっか。
……とにかく、いちいち書き換える。
「undo」なんぞ用意されてるわけもなく、余計な文字列をうっかり消してしまうとアウト。元々は私が組んだプログラムじゃないから、さっと元に戻せない。
あらかじめ、プログラムが記録されてれば余計な事故が減る。これは確か。
だが、メモリの拡張は「ただ」じゃないからうんたらかんたら……
知るか!で、結局は「人間頼み」となるわけで御座います。
「力業」に等しいルーチンワークにより、今日まで乗りきってきたが……そろそろ限界。
イライラするのが、「頑張れば何とかなる」と言ってくる○○連中。
アホか。年寄りに多い「精神論」……体は一つしか御座いませんので。悪しからず。
馬鹿でも勤まる仕事なら、さっさと次の馬鹿へバトンタッチしたいところ。
最近まで新人が働いていたのだが……
「九九」ができなそうだった。図面を指し「ここの寸法はいくつ?」と聞く……
数字を読むだけなのに、首をかしげる。計測器を扱うのもままならない。
「ノギス」くらいなら、三日も触れば使い方は把握できるはず。難しくないでしょうが!
と言うか、今の学校に「技術家庭」とかないの? ノギスとか触らなかったのかな。
結局、この新人は退職。勤まらないから仕方ない。ちなみに、以前に勤めていた職場も三ヶ月で辞めたとか。嫌になって辞めたらしいが……まあ、勤まらないには、それなりの理由があるわけで御座います。これがまた。
つい最近、再び面談があった。
「正社員としてはどうかな」と言うような質問に対し、私は答えた。
「限界が来たら職場を離れるつもりなので」よしんば、辞めたら辞めたで何をしていいのか分からなくなるかも。私のことなので。
まあ、借金はないし、樹海を散策するのもいいでしょうかね。
ええと……あれれ、何の話だったか……ああ、そうそう……
目指すなら、「公務員」なのでしょうね☆押されると私が悶絶……☆
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コメント
うーん。
なんか、小林多喜二の「蟹工船」とか、プロレタリアートの小説を、読んでいるような、錯覚に、囚われてしまいました。
現場を体験してないと書けない迫力がありました。
2014/04/13 URL 編集
Re: うーん。
> なんか、小林多喜二の「蟹工船」とか、プロレタリアートの小説を、読んでいるような、錯覚に、囚われてしまいました。
まあ、流石にあそこまで酷くは御座いませんけどねw 社長が人格者なので、そこは救いで御座いましょうか。
小さな工場は地獄と変わりません。恐らく、どこもそうで御座いましょう。
嫌なら辞めるしかないのですが、物作りの本懐とは何処へ……色々と考えてしまいます。
( ̄^ ̄)ゞ☆
2014/04/13 URL 編集
KOHさんは、人財
KOHさんの職場のことは、分かりませんが、辞めるのは何時でもできます。正社員の話があるのであれば、受けてみてはどうか?きっと、KOHさんは、有能な人財ですから、現場を任せられるでしょう。そこからですよ、まず、権利を掴まねば先に進みません。人生、何か一回はチャンスなる、分岐点があると思います。やるだけやって、だめならそれでいいじゃないですか。(一応、体験談ネ)
2014/04/14 URL 編集
Re: KOHさんは、人財
まあ、実は物凄く微妙な空気でしてね……我が社は★
あまり詳しく書けないのですが……本格的に仕事が捌けなくなった事態を想定しないのですよ。全く。
で、従業員の「問題」もあり……とてもじゃないですが、やってられません。うまく伝えられないのがもどかしいです。
……風の吹くまま、でしょうかね。いずれにせよ。
( ̄^ ̄)ゞ☆
2014/04/14 URL 編集